仕事が見つからない焦燥感と向き合ってみる

今私は転職活動をしている。

以前はエンジニアとして働いていたのだが、会社の人間と反りが合わず辞めてしまった。

会社を辞めてからもうすぐ3ヶ月になる。

 

会社を辞めてよかったのだろうかと、ふと考え込んでしまうことがある。

色々な思考が渦巻き、いつも最後には「辞めて正解」という結論に至る。

 

「早く仕事を見つけないと…」

 

働かない期間が長くなるほど焦る気持ちが強くなる。

 

「焦ってもいいことなんかない」

「一歩ずつ進んでいけばいんだ」

 

そうやって自分に言い聞かせていても、焦る気持ちは消えてはくれない。

 

会社を辞めた後、こういう気持ちになることはある程度覚悟していた。

だから今の状況に文句を言うつもりはない。

 

もし3ヶ月前に戻れたとしても、やっぱり私は同じ決断をしていたと思う。

それぐらい心が疲れていたし、もうとにかくうんざりしていた。

 

2,3日仕事を休めば回復できるような状態ではないと自分は感じていた。

 

こだわり始めると不自由になる

 

仕事を探す日々が続く…。

 

「適当に決めたくない」

「でもこのまま決めなかったら、ずっと今のままでは?」

「今はお金に困っていないとしても、このままでは貯金も底をつきる」

 

心の問題と戦っていた会社員時代。

今はお金の問題と戦わなくてはいけない状況に引き摺り込まれようとしている。

 

昔だったら…。

 

昔はもっといろんなことに希望を持っていて、理想を叶えるために、大胆な決断ができていたように思う。

 

大人になるにつれて、

 

「また失敗したらどうしよう」

「こんな選択ではまたあの頃と同じようになってしまう」

 

過去の失敗が足枷になっている。

経験が増えた分、臆病になってしまっている。

 

臆病になっていることがわかっていても、何かが引っかかり、どうしてもまだ決断することができない。

 

私は何に引っかかっているのだろう…。

 

仕事を辞めて得たもの

焦りは消えないけれど、仕事を辞めてよかったことも当然ある。

 

自由な時間が増えたことで、これからの人生についてゆっくりと考えられるようになった。

プログラミングの勉強を再開し、新しいことを学ぶ時間を作れるようになった。

夫婦の時間も増えた。

家事もしっかりこなせるようになって、毎日健康的な食事を取れている。

ヨガや瞑想をはじめて、毎日適度な運動ができている。

 

何より心が安定したことが一番よかったことかもしれない。

今得られていることを認識しよう。


ずっとこのままかもしれないという恐れ

「もしかしたらずっとこのままで、お金に困るかもしれない」

そんな負のイメージが頭の中を支配して、焦燥感に駆られていたのかもしれない。

 

ずっとこのままかもしれない。

そんな終わりのない日々を考えた時に、人は不安に支配されてゆくのかもしれない。

 

いいことはずっとこのままでいてほしいと願うのに、私はわがままだ。



でもずっとこのままなんてことはない。必ず変わっていく。

どんなふうに変化するのかは予測することができないけれど、永遠に続くことなんてない。

 

いつかは終わりが来る。どんなふうに終わりが来るのか楽しみにしておこう。